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不老長寿(フロー)事業

不老長寿(フロー)事業

不老長寿(フロー)事業について

不老分野での製品開発・創薬と国内外へのライセンス提供事業。

不老長寿・老化治療・老化予防の市場規模と成長予測

この分野の世界における開発は活発化し、細胞移植や遺伝子治療が市場拡大を大きく牽引しており2040年頃には2020年における市場規模の約20倍となると推計されています。
(国内外の開発動向・市場規模予測:出展・厚生労働省)

資料出典

市場規模(再生医療・遺伝子治療など老化治療の市場/内閣府・予測)

2020年→(世界市場)0.6兆円、(日本市場)570億円
2025年→(世界市場)3.8兆円、(日本市場)2900億円
2030年→(世界市場)7.5兆円、(日本市場)5300億円
2035年→(世界市場)10兆円、(日本市場)7600億円
2040年→(世界市場)12兆円、(日本市場)9100億円
※出典:第1回再生・細胞医療・遺伝子治療開発協議会、資料4

ベンジャミン・ゴンペルツの方程式と、老化と寿命の制御仮説

H(t)=αeβt+γ
上記はベンジャミン・ゴンペルツの方程式です。この式でH(t)は時間tが経過した時に死亡する人の割合を表します。αは人の死に影響を与える遺伝要因+環境要因の変数。γは命に関わる事故や災害や殺人などの変数。そしてβは人類種全体の寿命や老化に関する変数です。生物は進化の過程で種ごとに一定の寿命が定められている様です。
そしてヒト種の寿命は現状約120年で約8年半毎に死亡確率が2倍になります。このため特に70歳を過ぎた当たりから急速に死亡者が増え、100歳を超えるのは非常に少なくなります。
しかし種の寿命を決める変数をβと置き、これを変更する方法を発見できれば、種としての老化速度や寿命を延ばす事も可能と考えられています。例えばハダカデバネズミというネズミの仲間は約25年も生き、他のネズミの十倍以上も長生きします。また北極クジラも数百年と他のクジラに比べて非常に長生きです。

ヒト種には、長寿と真逆の「早老症」という病態があります。
寿命が大幅に短い遺伝子疾患です。

寿命を大幅に短くする遺伝子があるのであれば、逆に、寿命を大きく延ばす遺伝子配列や、そうした遺伝子変異を引き起こす方法もあるのではないかと推測されます。
ヒトの遺伝子配列(=ゲノム)は全て解明されましがが、遺伝子配列の機能が判明しているのは、わずか2%にすぎません。
残り98%の中に、種の寿命を制御する遺伝子があってもおかしくありません。
そこで試しに、βtを8.5年、H(t)を最大120になる様に変数を設定した状態で、βtを30歳で止まる(0になる)様に設定すると、ヒトの寿命の中央値は695歳になり、最大値は1400歳近くにもなります。つまり30歳で老化を0に出来る様な治療法が見つかった時、人類の最長寿は1000歳を超えるという事です。

当社はNGS(次世代シークエンサー)を初めとした最先端機器により早老症や様々な遺伝子疾患の患者や、予防に興味のある裕福な健常者など、非常に多くの被験者の遺伝子配列を、オプトアウト方式の研究で収集し、スーパーコンピュータのAI解析によるインシリコ研究と先進的な遺伝子治療研究と、挑戦的な再生医療研究及び免疫治療研究、等々から開発される老化細胞除去薬や老化の治療法によって、老化と寿命を制御する医療の扉を開く事が可能であると考えています。

早老症に分類される疾患名と、原因となる遺伝子

ウェルナー症候群:wrnヘリカーゼ
ハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群:ラミンA遺伝子
コケイン症候群:csa遺伝子
ブルーム症候群:blmヘリカーゼ
色素性乾皮症:xp遺伝子
ワーナー症候群:wrn遺伝子
ダウン症候群:21番染色体トリソミー

(A)老化細胞除去薬の開発(抗体医薬の創薬)事業

事業展望

標的とする「老化細胞」と細胞表面の抗原タンパクは既にいくつも発見されています。これら老化細胞を除去する「老化細胞除去薬」の市場は、今後数年間で大幅に成長すると予測されています。この成長はアンチエイジング医薬品に対する需要の増加と健康寿命を延ばす治療薬の進歩によって推進されます。老化細胞除去薬市場の発展と拡大は、2050年以降まで続く老化人口の増加や、老化関連症状に対するヘルスケア、医薬品等の需要増加を背景に、長期的に研究が継続し、より多くの製品が市場に投入されるにつれて、更に進化する可能性があると推測されています。
※資料出典:スターズリサーチ社

・世界の老化細胞除去薬の市場規模(予測)
2022年→15億ドル(約2000億円以上)
2032年→102億ドル(1兆4000億円以上)

・成長率:(世界)CAGR(年間平均成長率)25.3%

(B)ヒト(同種)細胞移植製剤の開発と提供事業

事業展望

日本は現在、再生医療分野において世界的なリーダーの一つですが、日本の再生医療は2014年に制定された法律「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」の規制によって、自家細胞で行える2種・3種の治療にほぼ留まっています。
本来再生医療で最もニーズがあるのは若者から採取した最も効果が高い「他家幹細胞」を用いた1種再生医療による素材です。細胞が最も活発な時期に採取される「臍帯・臍帯血由来の幹細胞」や「乳歯・歯髄由来の幹細胞」を用いた大量生産による安価な再生医療等製品は世界中で求められています。
他家幹細胞による治療は過去の実績から奇跡的な回復力を期待でき、過去に行われた治療データでは、末期ガンや肝硬変、肺気腫など現状の医療では治癒の望みが少ないアンメット・メディカル・ニーズに対して奇跡的な効果を発揮した症例報告が多数あります。しかし現在の日本では前述の法規制のハードルにより他家幹細胞に挑む企業や医師・医療機関はほとんどいないのが現実です。
そんな中、当社は提携団体JSCSFに所属する挑戦的な統合医療を行う医師の存在や、厚労省より認定された特定認定再生医療等委員会、認定臨床研究審査委員会の存在、細胞培養・抗体医薬の世界的権威である村上康文顧問が代表を務めるOMR社との密接な提携関係、過去に他家幹細胞治療を行っていた経験豊富な医師らの存在によって、1種再生医療の実施や、再生医療等製品(再生医療医薬品)を開発するためのハードルが非常に低いため、成功する確率が非常に高いと言えます。

・(1種)他家臍帯由来幹細胞による治療
→白血病治療・悪性リンパ腫・ガン・肝硬変・肺疾患等、その他

・(1種)他家歯髄由来幹細胞による治療
→神経変性疾患(ALS等)、認知症(AD等)、その他

・(2種、3種)自己幹細胞培養治療による治療
 →各種老化疾患、ガン、中枢神経系(神経変性疾患)、内分泌疾患、代謝疾患、その他

・(現行法適用外)他家幹細胞(臍帯由来、歯髄由来)幹細胞培養上清液による治療
 →白血病治療・悪性リンパ腫・ガン・肝硬変・肺疾患等、神経変性疾患(ALS等)、認知症(AD等)、各種老化疾患、内分泌疾患、代謝疾患、その他

・細胞移植治療の市場規模(予測)
2025年→(世界市場)約1.3兆円
2030年→(世界市場)約2.4兆円
2035年→(世界市場)約3.6兆円
2040年→(世界市場)約4.4兆円

(C)遺伝子治療薬(In-vivo/Ex-vivo)の開発(創薬)事業

事業展望

ヒトゲノム計画で解明した遺伝子配列は約30万対。意味が判明している遺伝子配列は約2%。残り98%の中に非常に有用な遺伝子配列があることは確実です。
中でも寿命延伸や不老を実現する老化制御の遺伝子配列がある可能性は極めて高いと考えられています。その事実は同種生物間での寿命差の比較研究によって確実視されています。

・In-vivo遺伝子治療の市場規模(予測)
2025年→(世界市場)約1.0兆円
2030年→(世界市場)約2.6兆円
2035年→(世界市場)約3.6兆円
2040年→(世界市場)約4.5兆円

・Ex-vivo遺伝子治療の市場規模(予測)
2025年→(世界市場)約1.3兆円
2030年→(世界市場)約2.0兆円
2035年→(世界市場)約2.5兆円
2040年→(世界市場)約2.3兆円

(D)再生医療導入(RMO)事業

提携団体JSCSF(一般社団法人日本先進医療臨床研究会)が保有する厚労省認定資格「特定認定再生医療等委員会」と「認定臨床研究審査委員会」、JSCSF事務局(株式会社健康長寿医療維新)のリソースを活用し、医療・健康・美容・不老の分野で医療機関向けに再生医療の治療や研究の導入と運営を支援する事業。

事業展望

2014年に「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」が施行され、また2017年に「臨床研究法」が施行されて以降、日本では再生医療の治療や研究を行うために、厚労省に認定された審査委員会の審査承認が必要となりました。ところが現状の日本では実験的で意欲的な臨床研究や再生医療に対しては各大学が保有する審査委員会は非常に消極的であり審査を受け付けないケースも多く存在します。また審査を行う営利目的の審査委員会は少数存在しますが審査料金が高額です。そのため実臨床で医師主導による再生医療を伴う臨床研究は法律施行後大幅に減少したと推測されます。
こうした課題やニーズに応えるため当社では、医療機関の再生医療の治療や研究の導入を、業界最安値の価格破壊クラスの料金で支援し、日本全国に先進的な医療に挑戦する提携医師と医療機関のネットワークを構築します。

再生医療導入の市場動向

日本の再生医療市場は大幅な成長を示しており、今後も拡大が見込まれています。日本の再生医療市場は、2015 年の約15億円から、2020年には約150億円に成長しました。これは年間平均成長率 (CAGR) 61.7 倍に相当します。更に2020年から2025年までの推定成長率は、2020年の150億円から、2025年には約1000億円と、44.7%の年間平均成長率 (CAGR)で成長すると予想されています。これらの数字は、幹細胞治療の採用増加やこの分野の進歩により、日本の再生医療市場が堅調かつ急速に成長していることを示しています。大幅な成長率は、市場の潜在力が大きく再生医療技術や治療法に対して、国民の関心が大きいことを示しています。
https://flow.jp.net/PDF/yosoku/bcc Research_2015-2025.pdf